展示

和紙の不思議

09.02.2019 - 31.03.2019

開催: 08.02.2019, 18.00

企画: エヴァ・ロシェック・ブシュコ 展示装飾: 宮永匡和 制作協力: バーバラ・カルヴァット, アンナ・シミャーウェック
アーティスト
エヴァ・ロシェック・クシュコ
マルタ・ボジック
マウゴジャータ・マルヴィーナ・ニェスポジェヴァーナ

写真
大塚高明

マンガ博物館の25年の軌跡の中で、和紙は切っても切れないものだった。私たちは和紙に徐々に馴染んでいき、ついには和紙を主役とした展覧会を開催し、和紙を使ったワークショップを行い、また天然素材の館内の装飾品として使用してきた。日本文化において和紙が担ってきた特別な役割を思えばそれは当然のことだと言えるだろう。和紙の使い道は実に多種多様である。書道や墨絵の表装としての和紙や、和の情緒をふんだんに醸し出す提灯や屏風など、その昔から無数に作られ、日常の中で使用されてきた室内装飾品がいい例であろう。和紙は日本の伝統的な建材でもあり、日本の家は木と紙で作られていると言っても過言ではない。また根気よく折り畳んでいき、どんな複雑な形状を作り上げるにしても、もとは単なる正方形の紙である折り紙は世界中で愛されている。
 
マンガ博物館で開催してきた紙を使った作品の展覧会の歴史に今回加わるのは、三人のクラクフの女性アーティスト(エヴァ・ロシェック・ブシュコ、マルタ・ボジック、マルビーナ・ニェスポジェヴァーナ)の共同展「和紙の不思議展」となる。

彼女たちは、「和紙の里」と名を打つ美濃市を訪れた際に体験した和紙作りにインスピレーションを得て自らの作品を制作したが、同時にこれも日本とポーランドの芸術における結びつきの素晴らしい例であると言える。この共同展は、同時に記念すべき日ポ国交樹立100周年記念の年であり、マンガ博物館設立25年にあたる2019年の幕開けの展覧会となる。

特別後援

協力

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